会長の挨拶
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会長挨拶

佐々木真

佐々木真

日本フルート協会のホームページにいらしていただき、ありがとうございます。

日本フルート協会は設立以来半世紀になろうとしています。その間、社会状況、フルート愛好家を取り巻く環境は多いに変化いたしました。IT技術のめざましい展開、近隣諸国の経済発展、またメロディーソロ楽器であったフルートの機能に合奏楽器としての可能性も加わってきています。そのなか、私は2011年秋より当協会第三代会長を仰せつかりました。価値あるこれまでの歴史を土台に、皆様のご支援のもと、当協会を未来へ向けて一歩一歩着実に進めてまいりたく思っています。

日本フルート協会は1966年設立されました。以来会員は、初代会長(永久名誉会長)吉田雅夫先生による一文『日本フルート協会設立に際して』を心のよりどころとして現在に至っております。
一文の最初にある<フルートを吹くという共通の喜びを持った人達>には老若男女、ベテラン・初心者、プロフェッショナル・アマチュア、等による一切の分け隔てがありません。その意味では会員みな同じといえますがそれぞれ会員は、ベテラン、初心者、またはその中間か、というように自認する立場を持っています。

ここに会員にあっては、協会が自分の立場のためにあるのではなく、いろいろな立場お互いの橋渡しのためにある、と考えたいものです。それが<美しい心>への第一歩と吉田先生はおっしゃっているように私には思えてなりません。
私達が<フルートを吹くという共通の喜び>を持つことが出来るには、フルートというこのすばらしい楽器の製作・販売に携わられる方々、フルートのために作曲・編曲そして出版くださる方々、聴衆となって私達を応援下さる方々、等々多くの方のフルートへの想いが欠かせません。私は、<フルートを吹くという共通の喜びを持った人達>共々、吹かなくてもフルートへの想いをお持ちの方々にも「フルート愛好家」の輪に加わっていただきたく切に願います。
日本フルート協会が日本の「フルート愛好家」のために働き、世界への発信につながる「フルート国・日本」を支えていく、それが私の望むところです。